My Cinema Talk World

作品インデックス

2018/01/20

gifted/ギフテッド ― 泣ける、学べる素晴らしい映画


子役、動物、最強!


改めて思い知らされましたね。
だって、キャプテンアメリカが霞んでしまうんですもの。
夫婦、そして親子で見ても楽めるよい映画でした。

特別な子供も普通の子供も育て方の基本は同じなんだなぁ ――
子育てについて深く考えさせられる作品でもありました。

gifted/ギフテッド

監督: マーク・ウェブ / 公開:2017年

ストーリー
独身のフランク(クリス・エヴァンス)は7歳の姪 メアリー(マッケンナ・グレイス)と片目の猫フレッドとフロリダの小さな町で平穏に暮らしている。
メアリーが学校に行くようになって天才的な能力があることが担任 ボニー(ジェニー・スレイト)にばれてしまう。
フランクはメアリーに普通の子供と同じような環境で育てたいと考えていたが、母エブリン(リンゼイ・ダンカン)はメアリーに特別な英才教育を受けさせようと画策する。

マッケンナ・グレイスちゃんが超超カワイイっ!
近所のおばちゃん(オクタヴィア・スペンサー) がお友達。
聴いてる音楽もブラックミュージックだったりするところで
ペーパーボーイ 真夏の引力」を思い出すのだ。

via GIPHY

キャスト
    クリス・エヴァンス - フランク・アドラー
    マッケナ・グレイス - メアリー・アドラー
    リンゼイ・ダンカン - イヴリン・アドラー
    ジェニー・スレイト - ボニー・スティーヴンソン
    オクタヴィア・スペンサー - ロバータ・テイラー
    グレン・プラマー - グレッグ・カレン
    ジョン・フィン - オーブリー・ハイスミス
    エリザベス・マーヴェル - グロリア・デイヴィス
    ジョナ・チャオ - リジュアン
    ジュリー・アン・エミリー - パット・ゴールディング
    キーア・オドネル - ブラッドリー・ポラード
    ジョン・M・ジャクソン - エドワード・ニコルズ
    フレッド - フレッド(ペットのネコ)

スタッフ
監督     マーク・ウェブ
脚本     トム・フリン
製作     カレン・ランダー アンディ・コーエン
撮影     スチュアート・ドライバーグ
配給     フォックス・サーチライト・ピクチャーズ(アメリカ)
20世紀フォックス(日本)
公開    
2017年4月12日(アメリカ)
2017年11月23日(日本)


2018/01/14

白昼の死角 ― 狼は○○、豚は△△!


狼と豚。無二のキャッチコピー


小学校高学年か中学の頃かな…原作本を読んだのですが、手形割引の意味がわからなくて辞書を引きながら読みました。
確か500ページほどあって、もしかしたら半分くらいのところで挫折したかもしれません。
(確かな記憶はないのです)

狼は生きろ、豚は死ね

大胆なキャッチコピー。
今だったら、差別だなんて騒がれそう ――
きっと、騒ぐだろうね…
あー、ヤダヤダ。

白昼の死角

監督: 村川透 / 製作年:1979年

ストーリー
タフな男、鶴岡七郎(夏八木勲)を中心に金融会社「太陽クラブ」の残党たちが法の目をかいくぐって手形詐欺を働き成功して行く。
最初成功はするが、やがて騙された者以外にも友人や愛人と...身内たちも次第に不幸に見舞われて行く。

キャスト
    鶴岡七郎   / 夏木勲
    九鬼善司   / 中尾彬
    木島良助   / 竜崎勝
    隅田光一   / 岸田森
    鶴岡の情婦 綾香   / 島田陽子
    太陽クラブ事務員のちに鶴岡の妻 藤井たか子   / 丘みつ子

2017/11/12

今こそ「必殺シリーズ」に回帰する!


私が「必殺シリーズ」と初めて出会ったのは小学校低学年の頃だ。
母親がクラスの秀才の女の子が書道を習っていることを知り、私もその子と同じ塾に通わせることを決めた、その時期だ。
水曜と土曜の週二回。気が進まない書道塾に通うことになったその頃、土曜の午後1時〜2時までの時間帯に「必殺シリーズ」の再放送が放映されていた。
ちょうどお昼ご飯を食べ終えて塾の時間までダラダラと待っている時間だった。
一番初めに見たのはおそらく『助け人走る』だと記憶している。

2017/11/01

本陣殺人事件 ― ジーンズ姿の金田一耕助に惚れる

映像京都スタッフによる極上の映像美に酔しれる


中尾彬と金田一耕助とは、イメージ的にちょっと違うのではないかとしばらく見るのを避けていた映画です。
しかしながら、一度見て見ると意外にも金田一の服装がずれてるわりには違和感なく入り込める ―― それどころか“中尾金田一”魅力的でさえありました。

制作は、先日アップした『蔵の中』の高林陽一監督と横溝正史シリーズで知られる映像京都のスタッフです。

本陣殺人事件

監督: 高林陽一 / 製作年:1975年

ストーリー
山間の集落、広い敷地のある一柳家は江戸時代から続く旧家である。事件は長男の賢蔵と久保克子の婚礼の日、恙なく終わった式後の未明に起きた。離れに休んだ若夫婦の部屋から、克子の悲鳴があがったのだ。駈け付けた家族が見たものは、日本刀で斬りつけられた克子と側に倒れる血まみれの賢蔵の姿であった。やがて、この「本陣殺人事件」を担当した磯川警部により依頼を受けた私立探偵・金田一耕助がやって来る。複雑怪奇な人間模様に絡められたこの事件を、果たして金田一は解決することができるのか。
allcinema ONLINE より)

キャスト
        金田一耕助 - 中尾彬
        一柳賢蔵 - 田村高廣
        一柳三郎 - 新田章
        一柳鈴子 - 高沢順子
        一柳糸子 - 東竜子
        一柳良介 - 伴勇太郎
        一柳秋子 - 山本織江
        久保克子 - 水原ゆう紀
        久保銀造 - 加賀邦男
        田谷照三 - 石山雄大
        三本指の男 - 常田富士男
        磯川警部 - 東野孝彦
        白木静子 - 村松英子

スタッフ
監督:   高林陽一
脚本:   高林陽一
原作:   横溝正史
製作:   高林輝雄 西岡善信
撮影:   森田富士郎
美術:   西岡善信
音楽:   大林宣彦

2017/10/29

蔵の中 ― 金田一が出ない横溝作品

けれん味に固執するがあまり原作の世界を壊してないか?!


リアルタイムで劇場で鑑賞した映画です。
その頃、まだ私の中では横溝・角川映画ブームは消えていなかったし、横溝作品については“金田一もの”でない本作が新鮮だったのでしょう。
当時ニューハーフとして話題になっていた松原留美子が、主人公 笛二の姉役で出演するということもあって、好奇心と期待で公開が待ち遠しかったことを記憶しています。
映画を見ている最中も、逆光でヒゲの剃り跡が青く見えないかとかチェックしたり。
そんな映画を取り巻く瑣末なことは覚えているのに、映画のラストを忘れてしまっていたという信じられない状況です。
久々に映画『蔵の中』をみて、当時の自分の反応を思い出しながら初見のような新鮮な気持ちになったりもしました。

蔵の中

監督: 高林陽一 / 製作年:1981年

ストーリー
評論雑誌「象徴」の編集者 磯貝(中尾彬)のもとへ蕗谷笛二(山中康仁)という青年が原稿を持ち込む。
普段は持ち込みの原稿は読まない主義の磯貝だが、原稿を読まないうちは転地療養に出発できないという。
磯貝は独特の風貌をした青年に憑かれるように原稿に目を通し始める。
そこには、胸の病(結核)を患う姉小雪(松原留美子)と弟笛二の信じがたい真っ暗な蔵の中での暮らしぶり ―― そして磯貝自身まで登場するのだった。

キャスト
蕗谷笛二     / 山中康仁
小雪     / 松原留美子
磯貝三四郎     / 中尾彬
お瀞     / 吉行和子
真野玉枝     / 亜湖
おみね     / 小林加奈枝

スタッフ
監督     高林陽一
製作     角川春樹
プロデューサー     山田順彦 、 稲葉清治
原作     横溝正史
脚本     桂千穂
撮影     高林陽一  津田宗之
音楽     桃山晴衣
美術     井川徳道

小雪役にニューハーフの火付け役 松原留美子